KEIO Men's Lacrosse Team, US tour 2014 Day 1:vs Rutgers University


本日から慶應義塾大学男子ラクロス部の東海岸遠征がスタートした。慶應大学ラクロス部では、約10年から、アメリカ東海岸遠征を行っている。私はOBとして10月2〜4日の日程でチームに帯同することになっている。チームは1日夜中に羽田を出発し、ロスでの乗り継ぎを経て16時間かけてニューヨークに朝6時に到着した。ホテルで朝食、ミーティングをすませ、12時にホテルを出発し、16時から試合ととてもハードな一日だったが、選手、スタッフ全員、早速奮闘している。


初戦の相手は、マンハッタンから車で約1時間程のニュージャージーにあるRutgers University。




フットボールチームは特に有名で、1869年にアメリカで初めてとなるプリンストン大学との大学対抗戦が行われた。卒業生にはノーベル経済学賞を受賞した ミルトン・フリードマンがいる。男子ラクロス部の正式名称は、The Rutgers Scarlet Knights men's lacrosse teamと称し、NCAA Division1に所属している。


創部は1887年にまで遡り、歴史と伝統のある強豪チームである。30年程前、ラクロスが日本に持ち込まれた頃から日本の大学生プレーヤー達を招いてラクロスキャンプが行われていた場所であり、当時のラクロス関係者には馴染みのある大学だろう。



午後2時にホテルを出発し、それほど渋滞もなく試合会場に到着。試合会場の隣には、巨大なスタジアムHigh Point Solutions Stadiumがそびえ立っており、この一角すべてがスボーツ施設となっていた。ロッカールームから試合会場まで車で移動しなければならなかった、といえばそのスケールの大きさが伝わるかもしれない。
試合開始前は、やはり時差ボケや長旅の疲労からか、全く覇気が感じられず心配したが、試合が始まり体が動いてくると、徐々に声も出ていいプレーが出始め、第1Qは3対4と互角の戦いを展開した。



そうはいっても、さすがNCAA DivisionⅠのチームは甘くはなく、一瞬の判断ミスやパスミスを見逃してくれない。第2Qでは、オフェンス陣の安易なプレー(プレッシャーがきついのだろうがそうみえてしまう)からブレイクを次々に決められ一気に5点差を付けられてしまう。


体格差のある相手に点差をつけられ、余裕をもたれると勝負としては厳しくなることは目に見えている。ゴーリーをつとめる安藤主将の指示のもと、チーム戦術を徹底し意思統一をはかり、懸命のプレーを続けたが、オフェンス陣は1on1時のチェックの間合いの違いに戸惑い、どうしても修正が効かない。



普段は届かない距離からチェックが飛んできて、オフェンス陣は少しパニックに陥っているようだった。グランドボールもなかなか拾えず競り負けてしまい遅れをとり、ボールポゼッションがままならない。結果的にディフェンスの時間帯が長くなり、安藤主将が懸命のセーブでシュートをセーブするものの、後半はブレイクもセットプレーからも着実に得点を決められ、苦しい時間が過ぎていった。結果は3対22で敗戦。


試合の後は、NJのファミリーレストランにて皆で夕食を取り鋭気を養い、明日からの戦いに備えた。久しく日本を離れているので詳しくは把握していないが、ラクロス部のOBOG会組織である「三田ラクロス倶楽部」が色々な方面からこの遠征をサポートしており、選手達もそのサポートに対して非常に感謝しているようだった。慶應ラクロス部もこの10年間で正式な体育会組織に昇格し、部員の数も最近は130名近くおりチームの雰囲気もずいぶん変わったように感じる。だが個性的な部員達のキャラクターとラクロスにかける情熱は今も昔も変わらない。手前味噌ながらそこが素晴らしいと率直に思った。

明日は遠征中の対戦相手としては最も手強い相手となりそうなHofstra Univ.戦。明日以降は少しずつ体も慣れてくることだろう。今日の経験をどう生かしていくのか、一戦一戦彼らの戦いぶりに注目してきたい。