台湾情勢

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怒濤のSpring break明けの一週間がようやく終した。やらなければいけないことがあり過ぎて、優先順位がつけられないでいる。とりあえず、今日は早めに診療やら技工を切り上げ、いきつけの韓国料理屋へ行くことにした。

18時頃帰宅してそのまま泥のように眠り、ようやく体の疲れが少し取れたが、ただいまの時刻は深夜3時。今週末は、これから以下のアウトプット&インプットをすることになっている。

○技工: 顎顔面補綴患者さんの人工歯排列
○Mock Board caseの人工歯排列
○Mock Boardのプレゼン資料作成
○Immediate loadingのプレゼン資料作成
○Overdentureのプレゼン資料作成
○Lit reviewの論文Summary作成
○個別指導用の論文Summary作成
○Mock Boardの試験対策
○Poster presentationの資料読む

このように課題をこなしているだけであっという間に過ぎていく毎日だが、最近、気になっているニュースがある。海の向こうの台湾のニュースだ。中国と調印した「サービス貿易協定」の承認に反対する学生たちが台北の立法院(日本の「国会」にあたる)の議場を占拠して6日目となった3月23日夜、今度は通りを隔てて北側にある行政院(内閣)の庁舎に突入し、学生ら32人が逮捕されたようだ。

Youtubeで台湾人の若い学生が「この時代に生まれて、ここにいられる私たちは幸せです。」と言っているのをみて、何とも言えない気持ちになってしまった。自分は政治に関心がそれほどあるわけでもなく問題意識が高いわけでもないし、正直言って、そもそも詳しくこの出来事について考察する時間も余裕もないので詳細には触れないが、ただただ台湾に戻った友人達の無事を祈るばかりだ。

ニューヨークに来てもうすぐ三年間が経とうとしているが、その間だけでも世界情勢は激変し続けている。ウクライナ、ベネズエラ、エジプト、シリア、リビア。。それぞれの国から来ている友人がここには全員いる。だから嫌でも関心を持たずにはいられないが、気安く言葉をかけることも出来ない。

皆大げさな話ではなく、まさに自分の人生をかけてアメリカに来てチャレンジしているのが分かるから。彼らに退路はないのだ。だからこそより一層、自分自身の恵まれた環境を思うと何だか申し訳なくなってくる。

酸いも甘いも、清も濁も、すべて飲み込んで乗り越えて生きてきたつもりだが、所詮自分の目的意識なんてものは、「自己実現」のレベルに過ぎない。つまり、仮にうまくいかず日本に帰っても、以前と変わらないそれはそれなりに幸せな人生が待っている。

その「それなりに幸せな人生」ですら、様々な状況を乗り越えてここに辿りついた彼らからすると、手に入れたくなるような素晴らしくハッピーな人生なわけだ。そう考えると、自分のモチベーションや存在が薄っぺらく感じてしまう。

まぁ、そんなことを言っても何が具体的なアクションをこの状況で起こせるはずもなく、ただ見守ることしか出来のだが(日本ではもっとそう感じているかもしれないが)、とにかく今感じていることをここに書き留めておきたい。そして今はただ自分のやるべきこと、Mock Board Examの準備に集中するべきなんだろう。