あっという間の2週間でしたが、今回は両親や家族とゆっくり話すことができ、その想いを改めて知ったり、これから先のことを少し考える時間もあり、有意義に過ごせました。今後取り壊しが決まっている国立競技場で、大学ラグビーを観戦できる機会は文字通り今回が最後。そういった意味でも、日本のお正月を満喫することが出来ました。
高校ラグビー部の同期とも話が出来て良かった。高校時代あれだけ尖っていた奴らが、身も心もすっかり丸くなっていて、卒後20数年の月日の流れを感じました。もちろん、決してその生き方を否定している訳ではありません。自分の場合、自分なりに納得した人生を生きるに費やす修行のための時間が、少しみんなより長くかかっただけで、あと2年もすれば年相応の安定した生活を送れるようになると思います。
今は相変わらず危ない橋を渡っていると感じるかもしれないし、何を考えているのかよく分からないかもしれませんが、もしかしたら自分の仕事を社会に還元していく立場に立つことも、個人的な見立てに過ぎませんが皆より早いかもしれません。帰国後は自分のビジョンを「掛け算」で(スピード感を持って)カタチにしていくつもりです。それまであと少しの間、温かく見守って頂けると嬉しいです。
そのためのステップ、プログラムの後半戦がいよいよ始まります。といっても派手なことは何もなく、この一年は「足し算」の毎日、地味な仕事の繰り返しになるでしょう。城郭の石垣を一つ一つ積んでいくかのように、一本の論文、一つのケース、一つのディスカッションを大切にしていきたいと思っております。
本年も宜しくお願い致します。
出国直前の羽田空港にて
白 賢