AEE, AAP, ACP Joint Symposium in Chicago 2014 Day 2

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AEE, AAP, ACP Joint Symposium in Chicago 2014 2日目

学会の2日目、最初のプレゼンテーションは、ラボとの連携についてのものと、次にインターディシプリナリーアプローチについて行われていた。

ここでも、エンドドンティストの綿密な診査診断が印象的であった。
学会の最後にはDr.SalomaとDr. Chuによるジョイントプレゼンテーション。Team AtlantaとTeam New Yorkによる共演である。Dr.Salomaは Upenn、Perio-orthoの出身らしく、矯正を利用した骨造成、歯根被覆等を用いた審美修復、Dr.Chuは補綴科専門医の立場から上顎前歯のシビアな審美修復のケースについてプレゼンしていた。治療のゴール、スマイルラインの設定から治療計画を立案し、ワンステップ毎に治療を行っていた。特にDr Chuのプレゼンテーション、診療は素晴らしくこのような補綴科専門医になりたい、彼のようなメンターが身近にいればと思っていたのだが、講演終了後、挨拶にいくと何とNYUのファカルティに採用されて、9月からティーチングにやって来るという。何とも、念ずれば道かなう、ではないが9月からが楽しみだ。

さて学会が終わり少し時間があったので、フライトまで街を散策してみた。行き先はシカゴの中心にあるリッツカールトンホテル。以前留学中の友人とここに来た時はお互い無言で、現実の厳しさを噛み締めていた。不器用な人間が二人で慰め合っても、何の解決にもならないのだが、とにかく前に進もう、道を切り開こうとお互い必死だった。こうして街の風景を眺めているとあの頃の色んな気持ちが蘇ってくる。逆境にもめげず目標に向かって突き進んでいく、あの時のフツフツと煮えたぎるような気持ちをいつまでも保っていたいし、人生の傍観者にはなりたくない。あの時は良かったと振り返るほど老いぼれてはいないが、これから10年、20年先にも同じような気持ちで自分自身の人生に対峙していたいと思う。